6.ティギーおばさんのおはなし(1905年)

お話の背景はニューランズという谷間の村で、ティギーおばさんの家はキャット・ベルズ山のどこかです。
小さな女の子のルーシーはいつもハンカチを失くしてしまいます。
ハンカチを探していると、山の斜面でドアのついた岩を発見。
中で丸くて小さなハリネズミが 歌いながらアイロンがけをしています。
まるで湖水地方のミニチュア・キッチンで、動物たちの洗濯を引き受けているティギーおばさんの家でした。
ミセス・ラビットの赤いハンカチなどお話シリーズの登場人物の洗濯物がどっさりと集まります。
失くしたルーシーのハンカチも洗濯してきちんとたたんでありました。
ルーシーはティギーおばさんと山から下りながら洗濯物を動物たちに届けました。
ティギーおばさんのモデルは作者・ポーターのペットのハリネズミ。名前も同じティギー・ウィンクルでどこへ行くにもバスケットに入れて連れ歩いたそうです。