2.りすのナトキンのおはなし(1903年)

湖のそばの森に住む赤りすのナトキンたちは、湖の真ん中にあるふくろう島へ熟した木の実を集めに行きます。
小枝でいかだを作り、ぴんと立てた立派な尻尾を帆にして赤りすたちが一列になって島へ渡る様子がなんとも幻想的です。
りすたちは島の主・ふくろうのブラウンじいさまに、いつもプレゼントを届けます。
でもナトキンだけは、じいさまをからかいナゾナゾをだして遊ぶばかり。
しまいにはじいさまの堪忍袋の緒が切れて・・・、じいさまは
ナトキンのしっぽをぶらさげ皮をはごうとしましたが、ナトキンが力いっぱい暴れたので、しっぽがぷっつり切れてしまいました。
しっぽがなくなったナトキンは夢中で逃げ出しました。
イタズラが過ぎると最後には大変なことになるという警告なのですね